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ワザと負ける理由とは?

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4号機時代のスロプロ

爆裂AT機や大量獲得機、さらにストック機が主力だった頃、スロプロと呼ばれる人達が多く誕生しました。
高設定で普通に万枚、ストック機のハマリが絶大な効果をもたらすなど、美味しい所が盛り沢山ならこれも当然の流れと言えます。

しかしそのスロプロ達もライバルが増えた事によって、将来的に生き残る者とそうでない者との二極化が進み、同じスロ仲間同士でも収支の差はハッキリとしたものでした。


機種情報には限りがあり、勝っている人は皆、必然的に同じ狙い方。
そこから一つ上に行くには、より新しい手を考えホールや時間帯の客層などの情報も調べ、また柔軟にそれぞれの立ち回りで最大の収支を目指していく。

このように同業者を出し抜いていった先に「ワザと負ける」を体験する事となるのです。




推定2倍以上

人の思い込みとは怖いもの。
スロプロなら何度か常連さんに「収支を勝手に予想される」という事があったでしょう。

しかもその予想が実際の収支より2倍以上の金額で「何を言っているの?」と驚いた方も多いと思います。


スロプロ: 「今月は20万ぐらいかな?」と思っていたら
常連さん: 「50万以上は勝っているでしょう!?」 という具合に。


どうも常連さんは出玉しか見ておらず、常に勝っているんだ!と認識されているようです。
しかしこの思い込みが本当に怖いのはホール側の人。
ホールの店長さんはもちろん、店員さんまでもが大きく勝っていると予想し、さらに立ち回りまで見られているから自動的に敵対心を煽る羽目になっている。

その結果、一般のスロッターからは美味しい所ばかりを盗るスロプロに腹を立て、ホール関係者は来て欲しくない為、ありとあらゆる防御手段を用いてくるのです。




共存共栄の為にワザと負ける

スロプロの行動はとにかく目立ちます。
打ってはいけない台をスルーし、勝てると見たらブン回し!
これでホールから敵対されないとしたら余程おバカなホールかサクラ以外は考えられません。

その為、ホール側の敵愾心を暈かす行為として「ワザと負ける」のです。

デタラメな立ち回りで 「本当は何も知りませんよ」 「本当は運のみで打っているんだよ」 などと負けをアピールし、ホール側を惑わす作戦。

コレをやれば数日間は警戒が甘くなり、狙われなくなります。


「アイツは勝っている!」 から 「ん、実は解っていないのか!?」 とホール側が迷えば迷うほど、スロプロとしての寿命が伸びる。

さすがにホール側も出入り禁止になんかにしてしまうと「勝っている人は来るな!」との悪評が広がるのを嫌がりますので、そこはお互い譲り合う姿勢で臨みましょう。




具体的な負け方

普段から完璧な立ち回りで勝っていたら、ワザと負けるにしても限度というものがあります。
まるっきり180度、真逆の事をして負けていればそれはそれで簡単に見抜かれてしまう。

重要なポイントは人間らしさ。
すなわちスロットの基本は知っているが ×××× と言うものです。

それでは「×」に入る言葉をいくつか列挙してみます。


● 当たるまで打ってやる!
● 意地でもこの台で勝ってやる!
● 絶対に高設定だ!
● この俺が負けるハズはない!


などの雰囲気を周りに知らしめるよう、ギャンブル特有の逆転勝利に賭けているんだ!と思わせる事が必要となります。
カド台で大きな動作で打ち、当たれば嬉しそうに見せる。
このように周囲を惑わし自分の職場を守る必然性も体験してきたならば、これからもホールで稼げるでしょうね。




スロプロ談話室

プロA: 「やられた!」

プロB: 「何が!?」

プロA: 「いや、ストック飛ばされていた」

プロB: 「やり過ぎだ、もっと手加減して打てよ」

プロA: 「ああ、勉強になったよ。 次からもっと気を付けるよ」

プロB: 「こっちは狙い台を全部1にされたり、設定の打ち直しがあったなぁ」

プロA: 「1から1とか? それともガックン防止の為、ワンゲーム回して営業とかか?」

プロB: 「多分な・・」



(ここで一人遅れてきて。)

プロC: 「いやぁ、出禁になったよ♪」

プロA: 「・・・・」

プロC: 「お前ら出禁になった事あるか!?」

プロB: 「・・・・」

プロC: 「やっぱ、レベルが違うんだろうな〜」

プロA: 「何が嬉しいんや!?」

プロC: 「○○は俺にビビッて出禁にしたんやゾ。 強いとツライな〜」

プロB: 「自分のクビ絞めてアホか?」

プロC: 「ホールはなんぼでも在るわ」

プロB: 「もう、ええ」

プロA: 「・・ああ」


プロCは相変わらず上機嫌だが、目先の事しか見えない彼を仲間にしておけば災いのタネになると判断し、ここで切りました。
やりたい放題やっていると優良店でも設定を下げるなどして狙われてしまう。
情報の共有はホールと共存できる仲間達のみで結成し、その後は延々と打ち続けています。


(※この内容は過去のリアルな一幕です。)


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