スロットプラス



確率のお話

スロットプラス    


確率のお話

17世紀、サイコロ賭博により生まれた確率論はフランスの貴族ド・メレが友人の数学者パスカルに相談したのが始まりだと言われている。

賭博はジャンケンのように身近な存在なので、大昔から幾度も議論を続けられたと推測できるが確率論の形となったのはこの時のパスカルとフェルマのやり取りが有力だと思われます。

記述によるとド・メレは当初サイコロ賭博で大儲けしたがそのうち誰も賭けてくれなくなり、やむなく賭け方を変更して勝負を受けてもらった結果、大負けしてしまう。

数学者パスカルに相談した事から、何度も繰り返し賭けた様子が伺えます。


1度目の内容は1つのサイコロを4回投げて6の目が出れば勝ちとしてプラス収支
2度目の内容は2つのサイコロを24回投げて6と6のゾロ目が出れば勝ちとしてマイナス収支



          ☆1度目☆                        ☆2度目☆

サイコロは1/6  4回投げる  

○○○○●●





サイコロ2個なら1/36  24回投げる

○○○○●●
○○○○●●
○○○○●●
○○○○●●
○○○○●●
○○○○●●



正数のみで考えるのなら1度目も2度目も4/6と半分以上の目を抑えているので勝てると分かる。
しかしギャンブルなら結果が全てなので現実から考えなくてはならない。
上記のド・メレの賭け方は正数なのでギャンブルではなくクジの理論。

独立事象での確率の計算では1度目の賭け方なら51.8%となり、2度目なら49.1%となります。




『確率の計算』の存在

よく勘違いしている人も見かけるのですが確率とは「確からしいもの」であって正数とは違います。
「確かだ」なら正数だけど。

サイコロのように毎回同じ確率抽選のみでの正数の考え方だと分母率に関わらず連続して当たったり
逆に未来永久にハズレ続けてしまう結論にもなってしまう。

スロットだと一日8000ゲームの稼動で、一度もボーナスが当たらない!という結果は存在しない。
その為に実際の当たり方にもっとも近いと思われる確率の計算を使用するのが現実的だと言えます。



ギャンブルは「確率」と「統計」に支配されている

確率:  基本となる確率
統計:  一つの結果
確率+統計:  現実に現れる結果が全てとなる。


確率と統計は正確に合わさらないがこの2つは必須。

賭け事には確率の計算が良く使われるのだが、ギャンブルでの確率の計算は数学的にも認められていないので肯定するか否定するかは個人の自由となる。

どのような確率の計算式を使っても正しく計算は出来ないので、終わった後の結果(一つの統計)のみが正解となります。


もっとも簡単な考え方としては単純に1回より2回続けて当たる方が難しく、1回のゲームより2回続けたゲームの方がチャンスが多いと考えても良いですね。




確率の計算  (独立事象の計算)

確率の計算は非常にややこしい。
今は確率のサイトが沢山あるからそこで計算すれば良いんですけど。


総回転数1000回  ボーナス1回  当たり確率1/200  を計算する場合。

1÷200=0.005  %は100分率なので当たり確率は0.5

0.5%で当たる確率が1000回中、2回なら=96%となる。


(n=ゲーム数  p=当たり確率  ^=累乗/べき乗)  1-(1-p)^n





スロットやパチンコではこの計算式が現実の結果に近いのでよく使われます。
特徴としては分母率が2倍なら100ゲーム以内の連荘率もほぼ2倍となっていること。

よって少ない稼動なら体感的にも分母率の差はほとんど感じませんが、逆にハマリの差は大きくなり分母率が大きくなればなるほど体感的にも思いっきりハマっていると感じる。


ゲーム数

50G

100G

200G

600G

1200G

BIG

/200

22.2%

39.4%

63.3%

95.1%

99.8%

REG

/400

11.8%

22.1%

39.4%

77.7%

95.0%





このようにボーナス確率が1対2でも少ない稼動なら100G以内に全体のBIGは約40%REGは約20%当たる計算となりREGの連荘も珍しいモノではないと分かります。

実際の稼動で「ありえない確率」を感じるのは少ないゲーム数のみで判断しているからで、一日8000ゲームから見れば何てことはない。
自分が打ってバケが続いたらメチャメチャ不幸を感じるのに対して、データ履歴のみからバケが連続していても何とも思わなかったりする要因でもあります。



正数と確率の計算  1/2の数値

この頁の最初に戻りますが、パスカルって凄いと思う。
確率Aと確率Bの違いが分からなければ確率の計算そのものが存在していない。
1/2の賭けから始めた人なら遅かれ早かれ気付くのも不思議ではないのですが、賭けをやらない人が数値の違い(同じ確率なのに違う)に着目するとは驚きですね。


3ゲーム中、2回の当たり確率は50%
3ゲーム中、2回のハズレ確率も50%

※ 結果から計算するのであれば正数なので両方とも2/3となり、確率の計算ではありません。



2分の1

1ゲーム

2ゲーム

3ゲーム

4ゲーム

5ゲーム

6ゲーム

1回・当たり

50%

75%

87.5%

93.8%

96.9%

98.4%

2回・当たり

25%

50%

68.8%

81.3%

89.1%

3回・当たり

12.5%

31.3%

50%

65.6%

4回・当たり

6.3%

18.8%

34.4%

5回・当たり

3.1%

10.9%

6回・当たり

1.6%




ギャンブル必勝法では1/2が4回連続で続いたら5回目にドカンと賭ける!なんてものを誰でも一度は聞いたことがあるでしょうがこれは間違い。
上記の表から5回目は96.9%となっているが5回目も普通に1/2と考えるほうが現実の結果に近い。

5回目は96.9%となるのは5連続を一つにまとめた計算です。


スロットなら単純に1/200のボーナス確率。
800ゲームのハマリを同じように1000ゲームまでに打つ。
これで当たるのなら誰も苦労しないでしょうし、そのようなものを狙っているスロプロも当然いません。

正しい考え方は『確率と統計=現実の当たり方』が正解となり、賛否両論の判断は『個人の自由』となりますね。
ギャンブルのように正しい計算が出来ないものは勝っている人が正解なので、後は現実に近づけて自分の勝ち方を固定していくだけとなります。



僅かな勝率

全てのギャンブルで共通して勝っている人は、一回の勝率50%以上を必ず維持しています。
目には見えなく体感的にも感じ得ない僅かな確率だが、ここが勝者と敗者の大きな違いでもある。

「少しぐらい・遊びで・運を頼りに」などが結果的には致命傷になると認識しておかなければ駄目。

1%の勝率アップにも手を抜くのであれば勝ち続けるのは無理。
ここがギャンブルに対する姿勢と言えるでしょう。




確率の計算の使い方

確率の計算を信じるか否かについてはそれぞれだけど、ギャンブルには正確な答えが無いのでもっとも近い計算式を使うのが正しいと言えます。

特に初心者の方は1000円で当たる確率を知りたいでしょう。
一体どのくらいの確率なのか?・・と。



ここではサラッと数値を書いていますので、実際のデータと比べてみて下さい。

※ 確率の計算  (独立事象の計算)


1000円で30ゲーム回る場合

確率 1/400 30ゲーム   7.2% 100回中、 約7回当たる
確率 1/350 30ゲーム   8.2% 100回中、 約8回当たる
確率 1/300 30ゲーム   9.5% 100回中、 約9回当たる
確率 1/250 30ゲーム  11.3% 100回中、約11回当たる
確率 1/200 30ゲーム  14.0% 100回中、約14回当たる
確率 1/150 30ゲーム  18.2% 100回中、約18回当たる
確率 1/100 30ゲーム  26.0% 100回中、約26回当たる


連荘やハマリを含めた全体からの当たり確率です。

一日1000円の稼動で100日間、これを繰り返せば上記の表のように何度かは当たります。
もっとも分かり易い機種としてはジャグラー。

しっかり計算(設定推測・統計を予測)して一日1000円のみとする。
当たりハズレで即撤収、これで勝てるのは現実の結果から知ることが出来る。



オカルトやガセ攻略法の『○○すれば当たる』と具体的な説明だと初心者の方は惑います。

上級者なら抽象的な言葉
『それだけ回せば当たる事もある』などとは言わないで下さい。
誰でも抽象的な言葉より具体的な言葉を優先してしまうのは当然。

このような時はバシッと
『××%で当たるから、100回試せ!』と答えるようにすれば、自然と正攻法へ向かって行ってくれます。
全ては現実の結果に合わせる様にしましょう。



確率は自分で分かり易く

上記の当たる確率にパチンコ・スロット雑誌の%(数値)・・・・
慣れていなければよく分からないと思います。
そこでもっとも簡単な方法として、自分の分かり易いように置き換えるのが良いでしょう。


↓↓こんな感じ。

1% 当たるかも?
23% 2割で当たる
45% 4割で当たる
87% 期待できる!


スロットなら「機械割100%=50%」とかですね。
これも一つの考え方であり、有効な手段でもあります。


     トップページへ